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2012年3月25日 (日)

日本列島 いきものたちの物語

 2012年2月4日から公開された自然系ドキュメンタリー映画「日本列島 いきものたちの物語」を見た。

 日本という国は狭いようであるが、北から南まで3,000キロに及ぶ。その中に生息する多くのいきものたちがこの映画の主人公である。北海道のヒグマ、下北半島のニホンザル、六甲山地のイノシシ、北海道のキタキツネ、知床のアザラシ、屋久島のサルとニホンジカ、小笠原のザトウクジラなどが登場した。

 いくつか印象に残った点を記しておきたい。一つは、ヒグマ。1年かかって母親からハンティングの方法を学ぶ。遡上するサケを捕らえるには目を水中につけて、動きの速いサケの群れを捕らえキャッチする。それはただの1匹である。必要以上には捕まえない。それに反して人間はどうであろうか。網などでありったけ捕らえようとする。そのため資源枯渇の危機に瀕してきた。ニシンしかり、ハタハタしかりである。動物からすれば、人間の傲慢さに驚きと軽蔑を感じているかもしれない。

 もう一つは、ニホンザルの越冬の姿である。家族が寄り添い、木の上で身を寄せ合って寒さに耐えている姿には、いきものの原点を見る思いがした。人間は便利といえる電力に頼り切った生活で、今回の東日本大震災によりカツを入れられた格好になった。炭酸ガスを出さないという神話から推し進めてきた原発。この崩壊から終着点は見えてこない。突然襲ってきた天災と人災に行く手を阻まれた人達が、大勢おられることを忘れてはならない。

 この映画は動物の映画であったが、自然と闘いながら家族の愛を受けて生きていく姿があった。それに反して、人間はあまりにも自分の都合のいいような仕組みを作り、自然を破壊してきた。もう少し、動物たちに近づく努力も必要ではないだろうか。たとえば、地球温暖化がいわれているが、その元凶といえる炭酸ガスを出さない生活(自転車や徒歩での生活)を心がけて行く。これも輪が広がらないと効果が出て来ない。動物の映画を見て、日頃考えていることに思いはめぐった。

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